免責事項:本記事は一般的な情報提供を目的としており、法律上の助言ではありません。WES、USCIS、IRCCの要件は、申請プログラム、国・地域、書類の種類によって変更される場合があります。提出前に、ご自身のWESアカウントに表示される必要書類一覧と各機関の公式案内を必ず確認してください。
執筆者:Erin Chen(CertOf共同創業者・翻訳ストラテジスト)。教育、資格認定、移民申請に関する書類のワークフローと、バイリンガルコンテンツのリスク管理に10年以上携わっています。

WES評価に認証翻訳は必要?まず確認したい結論
卒業証書や成績証明書がWESの受け付ける言語で作成されていない場合は、通常、翻訳の提出が必要です。WES U.S.では英語、WES Canadaでは英語またはフランス語が基本となります。ただし、最終的に従うべきなのは一般論ではなく、ご自身のWESアカウントに表示される必要書類と提出方法です。
- 翻訳が必要となる主なケース:原本がWES U.S.では英語、WES Canadaでは英語またはフランス語で発行されていない場合。
- 本人による翻訳は不可:WESは、申請者自身が作成した翻訳を受け付けないと案内しています。
- 封印済み封筒が常に必要とは限らない:アカウントからアップロードできる場合、翻訳書類は通常、学校から封印済み封筒で送る必要はありません。
- 認証と公証は別の手続き:WES提出だけであれば、公証が標準要件ではないことがあります。
この記事が役立つ方と、審査が止まりやすい理由
本記事は、海外で取得した学歴をWESへ提出する学生、移住申請者、または専門資格の認定を申請する方を対象としています。手続きの遅れは、学歴の内容そのものよりも、成績評価基準の欠落、印章の未翻訳、卒業証書と成績証明書で用語が一致していないといった、書類の不足や形式上の問題から生じることがあります。
本記事で解決できる主な疑問
- WES Canada向け認証翻訳の考え方
- ECE評価に提出する学歴書類の認証翻訳
- SpanTranに提出する学歴書類の認証翻訳
- 学歴評価用翻訳の提出前チェックリスト
- WESで翻訳が受理されなかった場合の見直し方
- 認証翻訳と公証翻訳の違い
2026年時点で確認すべきWESの翻訳要件
提出要件の最終的な根拠はWESの公式案内です。実務上は、次の項目を確認してください。
- 内容を省略しない:印章、スタンプ、欄外注記、成績評価基準を含め、原本の見える情報を漏れなく翻訳します。
- 申請者本人が翻訳しない:翻訳は申請者以外の適切な翻訳者または翻訳サービスが作成します。
- 指定された提出経路を使う:翻訳はアカウントの案内に従ってアップロードし、公式の学歴書類は教育機関向けに指定された経路で提出します。
- 読みやすいファイルを用意する:すべての項目、日付、科目名が判読できることをアップロード前に確認します。
公式情報は、WESの翻訳要件、卒業証書と翻訳のアップロード方法、封印済み封筒に関する案内、WESの必要書類確認ツール(ご自身のWESアカウントから確認)で確認できます。
封印済み封筒を待つ前に確認したい提出ルール
学校が封印した翻訳一式を用意するまで待つ方もいますが、多くのWES手続きでは、その工程が不要な場合があります。封印済み封筒に関する管理は通常、教育機関が発行する公式の学歴書類に適用されます。一方、翻訳や学位証明書をアカウントから別途アップロードできる場合があります。ダッシュボードにアップロード機能が表示されているときは、その指示に従うことで不要な郵送待ちを避けられます。
また、WESはすべての申請で翻訳が必要だとしているわけではありません。掲示板や体験談ではなく、ご自身の必要書類一覧を基準に判断してください。
認証翻訳・公証翻訳・宣誓供述書の違い
| 種類 | 証明する内容 | WESでの一般的な扱い | 移民申請での一般的な扱い |
|---|---|---|---|
| 認証翻訳 | 翻訳者が翻訳の完全性と正確性を証明する | 翻訳を求められた場合の中心的な書類 | USCISや多くのビザ申請で基本となることがある |
| 公証翻訳 | 公証人が署名者の本人確認などを行う。翻訳品質そのものを保証するものではない | 通常、標準要件ではない | 申請プログラム固有の必要書類で指定される場合がある |
| 宣誓供述書 | 提出先の指定に応じて翻訳者が宣誓した内容 | 個別の条件による | 認定翻訳者を利用しないIRCCの手続きなどで関係する場合がある |
学歴評価後に移民申請でも書類を使用する場合、USCISの規則である8 CFR 103.2(b)(3)では、外国語書類について完全な英訳と、翻訳の完全性・正確性および翻訳能力を証明する翻訳者の認証が求められます。カナダについては、IRCC Help Centre(2026年2月25日更新)が、別段の指示がない限り、英語またはフランス語以外の書類には翻訳と所定の補足手続きが必要であると説明しています。詳細はIRCCの書類言語要件をご確認ください。
AI翻訳を使う場合も、最終確認と認証が重要
AIは下訳の作成を速められますが、提出書類としての受理は、責任を負う人による確認と認証、そして用語の正確な統一に左右されます。学位名、成績評価基準、卒業見込みや暫定資格を示す表現などが書類間で一致していないと、確認や再提出を求められる原因になります。
関連情報:ISO 17100に対応する認証翻訳サービスの選び方
よくある不備と実際に起こり得る影響
- 成績評価表や裏面の説明が抜けている:評価者が成績尺度を正しく対応付けられず、確認のため処理が止まる可能性があります。
- ページごとに氏名表記が異なる:ローマ字表記の不一致により、本人確認の説明を求められることがあります。
- 署名・認証のないAI翻訳だけを提出する:下訳は速く作成できても、提出書類としての責任関係を示せません。
- 要件を確認せず公証を追加する:公証が不要な場合、受理可能性を高めずに費用だけが増えることがあります。
- 不要な郵送手続きを待つ:入学、資格申請、学歴評価の期限に影響する可能性があります。
すでに不備を指摘されている場合は、該当ページだけを継ぎ足すよりも、原本との対応、氏名表記、レイアウト、認証文を含む書類一式をまとめて見直す方が、修正版の競合や繰り返しのアップロードを防ぎやすくなります。
CertOfと従来型の翻訳会社を比較
| 比較項目 | CertOf | 従来型の翻訳会社・法律事務所 |
|---|---|---|
| 料金のわかりやすさ | 1ページ9.99米ドルから。オンライン注文時に料金を確認可能 | 見積もり制が多く、追加料金は事業者によって異なる |
| 納品スピード | 標準的なページは、書類の内容や混雑状況により短時間で納品できる場合がある | 一般に24~48時間以上かかる場合がある |
| 要件への対応 | 受理を重視した品質確認と、修正・返金ポリシー | 受理に関する保証の有無は事業者によって異なる |
| レイアウト | 表、印章、署名など原本に対応したミラーフォーマット | 再現方法や品質は事業者によって異なる |
| 注文方法 | アップロードから支払いまでオンラインで完結 | メール、来店、手作業の請求手続きが必要な場合がある |
CertOfのサービス:認証翻訳をオンラインで注文、お急ぎの認証翻訳を依頼、認証翻訳の返金ポリシー、大量書類の翻訳相談。
WES提出用の翻訳を依頼する3つの手順
- アップロード:卒業証書と成績証明書の鮮明なスキャンまたは写真を送信します。
- 支払い:ページ数と料金を確認してオンラインで決済します。
- 受け取り:原本に対応したレイアウトと認証文を含む翻訳一式をダウンロードします。
WES提出用の翻訳を準備する:書類をアップロードして認証翻訳を注文できます。操作方法は、オンライン注文ガイドもご覧ください。
プライバシー、品質管理、対応書類
- 機密性の高い書類を扱うための暗号化アップロードとアクセス管理。
- USCIS、大学、資格認定機関、銀行、裁判所への提出を想定した書類の翻訳・準備。
- 入学期限、RFE、学歴評価など、期限のある案件に対応するお急ぎオプション。
CertOfは書類の翻訳・準備サービスを提供しています。法律事務所、移民アドバイザー、裁判所、政府機関ではなく、申請の承認や評価結果を決定する立場ではありません。
よくある質問
WESへ提出する卒業証書を自分で翻訳できますか?
できません。WESは、申請者自身が作成した翻訳を受け付けないと案内しています。関連情報:USCIS提出書類を自分で翻訳できるか
WES用の翻訳は封印済み封筒で送る必要がありますか?
通常は必要ありません。WESの案内では、翻訳や学位証明書をアカウントからアップロードできる一方、公式の成績証明書は教育機関向けに指定された提出経路に従います。必ずご自身のアカウントの指示を優先してください。
WESには公証翻訳が必要ですか?
通常、公証は標準要件ではありません。ただし、個別の必要書類一覧に指定がある場合はその指示に従ってください。詳しくは、認証翻訳と公証翻訳の違いをご確認ください。
WESで翻訳が受理されなかった場合はどうすればよいですか?
指摘された理由を確認したうえで、翻訳範囲、氏名表記、原本に対応したレイアウト、認証文を含む書類一式を見直します。関連情報:WES・ECE・SpanTran向け成績証明書の認証翻訳、USCIS RFE向け翻訳サービス、USCISで翻訳が受理されなかった場合の対処方法。
ECEやSpanTranでも認証翻訳が必要ですか?
翻訳を求められることはありますが、要件は評価機関によって異なります。提出前に各機関の最新チェックリストを確認してください。評価機関の所属状況を比較する際は、NACES加盟機関一覧も参照できます。
公式情報
- WESの翻訳要件
- WES:学位証明書と翻訳のアップロード方法
- WES:封印済み封筒に関する案内
- WESの必要書類確認ツール(ご自身のWESアカウントから確認)
- 8 CFR 103.2(b)(3)の翻訳要件
- IRCCの提出書類に関する言語要件
提出準備を始めますか? CertOfのオンライン認証翻訳サービスで書類をアップロードし、WESや入学手続きなど、提出先ごとの要件を確認しやすい一貫した翻訳一式を準備できます。