免責事項:本記事は、USCISに提出する翻訳の要件と実務上の注意点に関する一般的な情報を提供するものです。法的助言ではありません。複雑な法的問題を含む場合は、資格を有する移民法弁護士にご相談ください。
著者について:Erin Chenは、CertOf™の共同創業者兼翻訳ストラテジストです。バイリンガル編集のリスク管理に10年以上携わり、自身でも米国移民手続きを経験してきました。申請者が回避可能な遅延を減らせるよう、USCIS提出に適した認証翻訳の準備を支援しています。
親の移民申請書類を認証翻訳する際に、最初に確認したいこと
家族呼び寄せの証拠書類を準備する場合、親の移民申請書類の認証翻訳は、単なる言語変換ではなく提出要件を満たすための作業として扱う必要があります。実際の申請では、家族関係を示す証拠そのものよりも、翻訳範囲の不足が原因で手続きが滞ることがあります。
- USCISの基本条件:全文の英訳に加え、翻訳が完全かつ正確であり、翻訳者に十分な能力があることを証明する文言が必要です。
- 見落としやすい箇所:印章、欄外の注記、書類裏面の記載も翻訳対象です。
- 誤解されやすい点:USCISの要件を満たしていない翻訳に公証を加えても、通常は不備の解消にはなりません。
- 想定される影響:書類や案件の状況により、追加証拠要求(RFE)、却下予定通知(Notice of Intent to Deny/NOID)、または申請の却下につながる可能性があります。
このガイドが役立つ方
本ページは、親・配偶者・子どものために申請する米国市民または永住者が、翻訳書類の差し戻しや再提出をできるだけ避けるためのガイドです。
- Form I-130や、その後の手続きに必要な証拠書類を準備している。
- 1つの申請パケットに、配偶者や子どもの書類の認証翻訳もまとめたい。
- 翻訳の不備によるRFEやNOIDを可能な限り避けたい。
- 複数の身分関係書類を翻訳する場合の料金を事前に把握したい。
USCISと米国国務省が定める翻訳要件
2026年2月21日時点で、USCISに提出する翻訳の基本ルールは次のとおりです。8 CFR 103.2(b)(3)では、外国語で作成された書類をUSCISへ提出する場合、完全かつ正確であると有能な翻訳者が証明した全文英訳を添付するよう定めています。
USCISの提出案内でも同じ基準が示され、原本の提出を明示的に求められた場合を除き、通常はコピーを提出するよう案内されています。詳しくは、USCISの郵送申請ガイドおよびオンライン申請ガイドをご確認ください。
領事手続きを通じて申請する場合、米国国務省は英語以外で作成された身分関係書類について認証翻訳を求めています。公式案内は、Step 7: Collect Civil Documentsで確認できます。
USCISのポリシーでは、案件の事実関係、適用法、当初提出された証拠の内容に応じて、審査官が追加証拠を求めたり、申請を却下したりする場合があると説明されています。参照:USCIS Policy Manual, Volume 7, Part A, Chapter 4、USCIS Policy Manual, Volume 6, Part B, Chapter 4。
公証を付ければ十分、とは限りません
追加料金を支払って公証を付けても、USCIS向け翻訳の適合性が自動的に高まるわけではありません。多くのUSCIS申請で中心となるのは、全文翻訳と適切な翻訳者証明です。翻訳内容が不完全であれば、公証人の印があってもその不足を補うことはできません。
家族移民申請の書類チェック表:親・配偶者・子ども
| 家族の区分 | 一般的な提出書類 | 特に確認したい点 |
|---|---|---|
| 親(IR-5) | 出生証明書、婚姻記録、離婚記録、氏名変更に関する記録 | 親の氏名と日付を、各原本の表記どおりに反映しているか |
| 配偶者(CR1/IR1またはAOS) | 婚姻証明書、過去の離婚判決書、出生証明書 | 裏面を含むすべてのスタンプ、印章、登録官の注記を翻訳しているか |
| 子ども | 出生証明書、養子縁組決定書、監護・後見関係の記録 | 法的監護に関する条項や手書きの訂正を省略していないか |
よくある翻訳ミスと申請への影響
- 本文だけを翻訳する:印章内の文字や欄外の注記が抜けている。考えられる影響:当初証拠の不足としてRFE、再翻訳、または却下リスクの上昇につながる可能性があります。
- 翻訳者が氏名表記を「整える」:複数書類の表記をそろえるため、原本とは異なる綴りに変更してしまう。考えられる影響:翻訳が原本を忠実に反映していないと見なされ、信頼性を疑われる可能性があります。
- 無関係な複数書類に共通の証明書を1枚だけ付ける:どの証明がどの翻訳に対応するか分かりにくくなります。考えられる影響:審査官から確認を求められ、審査が長引く可能性があります。
- 求められていない原本を送る:多くの申請ではUSCISの提出案内に沿いません。考えられる影響:原本の取り扱いや返却に関する不要なリスクが生じます。
- 通知が届くまで不備を直さない:限られた回答期間内に修正を急ぐことになります。考えられる影響:手続きが数週間から数か月延びる可能性があります。
すでに通知を受け取っている場合は、USCISのRFEに対応する翻訳サービスガイドをご覧ください。
家族移民案件におけるCertOfと一般的な翻訳依頼の比較
| 比較項目 | CertOf™の翻訳 | 一般的な地域の翻訳サービス |
|---|---|---|
| 納品時間 | 標準的な書類は最短5~10分 | 多くの場合24~72時間 |
| 料金 | 1ページ$9.99からの明確な料金設定 | 見積もり制で、1ページ当たりの料金が高い場合もある |
| 提出用の構成 | 翻訳正確性証明書と原本に沿ったレイアウト | 事業者により異なる |
| 依頼方法 | オンラインでアップロード・納品 | オンラインと対面手続きの併用など、事業者により異なる |
| 保証 | USCIS提出向け保証と返金ポリシー(適用条件あり) | 事業者により異なる |
認証翻訳を依頼する3つのステップ
- アップロード:親・配偶者・子どもの書類を、文字が鮮明に読めるスキャンまたは写真でまとめて送信します。
- 支払い:ページ数と料金を確認します。複数書類の場合は、セット料金も確認できます。
- ダウンロード:正確性を証明する文書が付いた、提出用の認証翻訳ファイルを受け取ります。
依頼方法はこちらから確認できます:認証翻訳をオンラインで依頼する、アップロードから納品までの手順、急ぎの場合は認証翻訳サポートに相談する、認証翻訳のハードコピーを翌日配送する方法。
利用目的、プライバシー、サービスの範囲
- 認証翻訳は、USCIS、大学、銀行、裁判所、領事館への提出などに利用できます。
- 法的条件と個人情報の取り扱いについては、プライバシーポリシーおよび利用規約をご確認ください。
- 返金条件については、返金・返品ポリシーをご確認ください。
- CertOfは文書の翻訳・提出準備を支援するサービスです。法律事務所、移民アドバイザー、裁判所、政府機関ではありません。
関連ガイド
- USCIS向け認証翻訳の要件
- USCISに提出する出生証明書の翻訳
- USCISに提出する婚姻証明書の翻訳
- 認証翻訳と一緒に原本を提出する必要があるか
- USCIS提出書類を自分で翻訳できるか
- 同じ認証翻訳を複数のUSCIS案件で再利用できるか
よくある質問
オンラインで依頼した認証翻訳もUSCISに提出できますか?
USCISが重視するのは、翻訳が完全かつ正確で、適切な翻訳者証明が付いているかどうかです。オンライン申請でも郵送申請でも、翻訳内容が要件を満たす必要があります。形式の例は、USCIS向け認証翻訳のサンプルで確認できます。
認証翻訳には原本も添付する必要がありますか?
USCISまたはフォームの記入要領で原本を明示的に求められていない限り、通常は原本を提出する必要はありません。詳しくは、USCISへの原本提出に関するガイドをご確認ください。
USCIS提出書類を自分で翻訳してもよいですか?
十分な語学力があっても、自己翻訳は避けられるはずの確認や疑義を招く場合があります。通常は、中立的な第三者による翻訳と証明を利用する方が安全です。詳しくは、自己翻訳の注意点をご覧ください。
移民申請用の認証翻訳に有効期限はありますか?
翻訳そのものには、通常、USCISが定める一律の有効期限はありません。ただし、原本の内容や案件の状況が変わることはあります。詳しくは、USCIS向け認証翻訳の有効期間ガイドをご確認ください。
USCISから翻訳について指摘を受けた場合はどうすればよいですか?
全文の再翻訳と適切な証明書を準備し、速やかに不備を修正します。対応手順は、RFEに対応するための翻訳ガイドで確認できます。
提出前の最終チェックリスト
- 印章や注記を含め、外国語で記載されたすべてのページが全文翻訳されている。
- 親・配偶者・子どもの各書類について、氏名と日付を原本どおりに反映している。
- 配偶者や子どもの認証翻訳に記載された氏名が、申請フォームで使用した氏名と対応している。
- 各ファイルを特定できる、書類ごとの翻訳者証明が付いている。
- 原本を明示的に求められていない限り、コピーを提出する。
提出準備をスムーズに進めたい方へ:親の移民申請書類の認証翻訳をオンラインで依頼する。