免責事項:この記事は、USCISの翻訳要件と申請実務に関する一般的な情報を提供するもので、法的助言ではありません。個別案件の方針、入国不許可事由、NOID(却下意向通知)への対応については、米国の資格を有する移民弁護士にご相談ください。
執筆者:Erin Chenは、CertOfの共同創業者兼翻訳ストラテジストです。CertOfでは、出生証明書、婚姻記録、戸籍・世帯登録書類など、USCIS提出用の翻訳一式を日常的に確認し、RFE(追加証拠要請)後の修正案件にも対応しています。
USCIS提出書類は自分で翻訳できる?2026年の要件・RFEリスクと安全な選択肢
I-130、I-485、N-400、I-129Fなどを申請する際、「USCISに出す書類を自分で英訳してもよいのか」と迷う方は少なくありません。連邦規則は自己翻訳を明示的に禁止していません。ただし、外国語書類には全文の英訳と、その翻訳が完全かつ正確であり、翻訳者に十分な能力があることを示す署名入り証明文が必要です。
- 結論:自分で翻訳できる可能性はありますが、本人確認や家族関係を立証する重要書類では、避けられるはずのリスクが残ります。
- 根拠となる規則:8 CFR 103.2(b)(3)は、全文翻訳と翻訳者による証明を求めています。
- 特に注意したい不備:印章、裏面の記載、手書きの注記などを訳し漏らすと、RFEにつながり、手続きが長引くおそれがあります。
- リスクを抑える方法:原本の配置を再現し、書類ごとの証明文を付ける第三者のUSCIS向けオンライン認証翻訳サービスを利用します。

USCISが連邦規則で求めている翻訳要件
根拠となるのは8 CFR 103.2(b)(3)です。外国語で作成された書類には全文の英訳を添付し、翻訳が完全かつ正確であること、さらに翻訳者が翻訳能力を有することを証明しなければなりません。USCISは、郵送申請のヒントとUSCISロックボックスへ提出する5つの手順でも、この点を案内しています。
USCIS Policy Manual, Volume 1, Part E, Chapter 6では、申請時に必要な証拠が不足している場合、状況に応じてRFE、NOID、または却下につながり得ることが説明されています。また、USCISは紙申請のスキャン遅延を避けるための案内で、読み取りやすい証拠書類を準備する重要性も示しています。2026年時点でも規則の中核は変わりませんが、不鮮明な画像や整理不足の資料は確認対象になりやすいため注意が必要です。
英語が堪能でも自己翻訳のリスクはなくならない
英語力に自信があっても、自分の移民申請を裏付ける書類を自分で翻訳すると、証拠の信頼性について余計な疑問を招く可能性があります。審査で見られるのは訳文の自然さだけではなく、証拠としての整合性です。翻訳者と受益者が同一人物で、申請書と訳文に食い違いがあれば、追加確認につながることがあります。
原本の誤りを訳文の中で黙って修正しないことも大切です。原本に誤記がある場合は、その内容を忠実に訳し、不一致については申請書類一式の中で別途説明します。
このガイドが役立つ方と、自力翻訳で起こりやすい問題
このガイドは、費用を抑えたい一方で、翻訳のやり直しは避けたい方を対象としています。家族ベースの申請、米国内でのステータス変更、K-1婚約者ビザ、帰化申請などを準備している方に役立ちます。
提出書類にUSCIS向け出生証明書の翻訳、婚姻証明書、戸籍・世帯登録書類、警察証明書、離婚判決書が含まれる場合、翻訳の品質管理は見た目だけの問題ではありません。申請資格を裏付ける証拠を正しく提出するための重要な工程です。
RFE・NOID・審査遅延につながりやすい5つの不備
- 一部しか翻訳していない:表面だけを訳し、裏面を見落としている。
想定される影響:証拠不備としてRFEを受け、新たな回答手続きが必要になる可能性があります。 - 印章や注記を省略している:薄いスタンプ、エンボス印、欄外の手書きメモを訳していない。
想定される影響:書類全体が翻訳されているか疑義を持たれる可能性があります。 - 証明文が曖昧すぎる:翻訳能力について明記せず、誰が何を訳したか確認しにくい。
想定される影響:形式要件を満たさず、有料でのやり直しが必要になる可能性があります。 - 機械翻訳をそのまま提出する:責任を負う人による確認や署名入り証明文がない。
想定される影響:翻訳証拠として受け付けられない可能性があります。 - 氏名・日付が申請書と一致しない:ローマ字表記が統一されていない、または日付形式が曖昧。
想定される影響:追加の確認が行われ、審査が長引く可能性があります。
すでに通知を受け取っている場合は、再提出前に修正項目を整理してください。USCISに翻訳を受け付けてもらえなかった場合の対処法とUSCISのRFEに翻訳書類で対応するためのガイドも参照できます。
Google翻訳をUSCIS提出書類に使える?
機械翻訳は、内容を把握したり下訳を作ったりする目的には使えますが、未確認の出力を最終的な提出証拠として使うべきではありません。USCIS向けの訳文には、完全性・正確性と翻訳能力を示す署名入り証明文が必要です。詳しくは、Google翻訳をUSCISに使えるか、USCIS翻訳にATA認定翻訳者が必要か、USCIS認証翻訳のサンプルをご覧ください。
- 利用できる場面:内容確認のための下訳や、書類を仕分けるための内部作業。
- 最終提出には不十分:人が確認しておらず、要件を満たす証明文もない機械翻訳。
- より安全な流れ:人が確認し、原本のレイアウトを再現したうえで、書類単位の証明文を付ける認証翻訳。
CertOf・自力翻訳・従来型翻訳会社を比較
| 比較項目 | CertOf | 自力翻訳 | 従来型の翻訳会社・法律事務所の提携業者 |
|---|---|---|---|
| 通常の納品目安 | 一般的なUSCIS書類は5~10分 | 書式調整を含め数時間 | 通常24~72時間 |
| 料金体系 | 1ページ9.99米ドルの書類認証翻訳 | 支出は少ない一方、時間と不備のリスクが大きい | 一般に高めで、業者により異なる |
| 提出用の構成 | 書類別の証明文と原本に合わせた書式 | 訳し漏れのリスクが高い | 業者により異なる |
| 受理に関する保証 | USCIS受理保証・返金ポリシー | 第三者による品質確認なし | 契約条件による |
| オンラインでの手軽さ | アップロード、支払い、ダウンロードで完結 | すべて自分で管理 | メールでの往復が必要な場合が多い |
急ぎの申請にも使いやすい3ステップ

- アップロード:USCIS向け認証翻訳オンラインポータルから、スキャン画像またはスマートフォンで撮影した写真を送信します。
- 支払い:ページ数と認証翻訳料金を確認して支払います。
- 受け取り:翻訳者の証明文と、原本の配置を保った訳文を含む認証済みPDF一式をダウンロードします。
実際の提出前に確認したいサービス情報
- プライバシー:データの取り扱いについては、CertOfのプライバシーポリシーで確認できます。
- 対応先:USCIS、大学、銀行、裁判所向けの書類に対応しています。
- 急ぎの案件:期限が迫った申請やRFE回答向けの優先対応があります。
- 用語の違い:不要な公証に費用をかける前に、認証翻訳と公証翻訳の違いをご確認ください。
複数書類や急ぎのご依頼は、認証翻訳サポートへお問い合わせください。CertOfは翻訳・書類準備サービスであり、法律事務所、移民アドバイザー、政府機関ではありません。
よくある質問
友人や家族にUSCIS提出書類を翻訳してもらえますか?
翻訳に関する規則の文言には、友人・家族という関係自体を禁止する規定はありません。ただし、中立性が分かりにくい場合は実務上のリスクが高くなる傾向があります。翻訳を証明できる人の条件は、USCIS向け翻訳の証明者に関するガイドをご覧ください。
USCISはオンラインで作成した認証翻訳を受け付けますか?
多くの申請では、読みやすく、全文が翻訳され、適切な証明文が付いていれば利用できます。ただし、必ず申請フォームごとの説明に従ってください。詳しくは、USCIS認証翻訳の要件をご確認ください。
USCIS向け翻訳にはATA認定翻訳者が必要ですか?
中核となるUSCISの規則は、ATA(American Translators Association)への所属を必須としていません。求められるのは、翻訳者の能力と適切な証明文です。詳しくは、USCIS翻訳とATA認定に関する解説をご覧ください。
認証翻訳と一緒に原本を送る必要がありますか?
フォームの説明またはUSCISから原本提出を明示的に求められていない限り、通常、最初の申請で原本を送る必要はありません。詳しくは、USCISへの認証翻訳提出時に原本が必要かをご確認ください。
すでにUSCISから翻訳の不備を指摘された場合は?
通知で指摘された不備をすべて確認し、修正済みの完全な回答一式としてまとめて提出します。翻訳が受け付けられなかった場合の対処法とRFE翻訳対応ガイドをご利用ください。